こんにちは、しゅりです。
小さい頃に食べてすごく美味しかったからまた食べたい(#^^#)
でも、なかなか見つけられないってもの、ありませんか。
ちなみに私はたくさんあります。
それがふとしたきっかけで思い出されて、たまらないときがあるんです。
レモンパイ、お好きですか
初めて出会ったのは、確か小学生の頃でした。
父が何かの宴会でもらって帰ってきた記憶があります。
白い紙箱に入ったホールケーキで、寒い和室に置いてありました。
その和室にあるお菓子は、勝手に食べてはいけなかったのですが、
でもつまみ食いしてました(#^^#)
クッキーのようなタルト生地が土台で、レモンクリームが乗っていますよね。
柑橘系の味がするクリームを、好きだと思ったのはこの時からです。
昭和の時代ですしね、「爽やかな酸味」のあるお菓子って、あまり身近になかったです。
それから上に乗っていたメレンゲ。
生クリームに見えるのに、固い。
固いのに、口に入れるとサクサクして溶ける。
今もよく覚えています。
つまみ食いの背徳感と、止められないどきどき、と(*’▽’)
その時はレモンパイと知らなかったのですが、たぶんそうだったと思います。
「赤毛のアン」シリーズで
久しぶりに赤毛のアンシリーズを読み返しまして、レモンパイのことを思い出しました。
例えば、こんな描写があるのです。
「牧師さんの家族をお茶によぶってたいへんなものね。こんなことはじめてだわ。まあ、うちの台所を見てごらんなさい。たいしたものよ。雛鳥のゼスリィとコールド・タンも出るのよ。ゼリーが二種類、赤と黄色とね。それから泡立てクリームにレモン・パイにさくらんぼのパイ、それにクッキーが三いろに、果物入りのケーキ。それとマリラのお得意のあんずの砂糖づけ。これはマリラが特別に牧師さんがたのために、しまっておくごちそうなのよ。」
L・M・モンゴメリ「赤毛のアン」(村岡花子訳・新潮文庫)
もう少し成長したアンの物語では、こんな話も。アンとダイアナが作家のモルガン婦人の来訪に備え、お食事会の準備をしている場面ですね。
チキンはジュージューと音をたてながら、香ばしくやけていた。
(中略)
やがてダイアナは、レタスサラダをまぜあわせ、アンは、興奮と熱気にほおをまっかにさせながら、まずローストチキン用のソースをつくり、次にスープ用のタマネギをこまかくきざみ、最後にレモンパイのホイップクリームをあわだてた。
(中略)
11時半にはレタスサラダができあがり、黄金色にやけたレモンパイの上にも、ホイップクリームがうず高くのせられ、すべての料理がジュージュー、ブクブク音をたてていた。
L・M・モンゴメリ「アンの青春」(きったかゆみえ訳・フォア文庫 )
あぁ、レモンパイが食べたいな~と思うのです。
でも、私の行動範囲では、あんまり見かけません。
札幌近郊なので、本格的なケーキ屋さんもあります。
なのに、ないですねぇ。
季節の問題でしょうか。
ちょうど週末ですし、手作りに挑戦しようか、どうしようかと考えているところです。