私の職場には、超優秀な事務員さんがいます。
彼女はパートさんですが、
保険請求の知識も、ご案内などの文書作成も、
スゴ腕です。
だけど、パートさんなので、
給料のアップやボーナスは、
ほぼ望めません(当法人の場合)。
彼女の上司は、
まあ、ぼんくらです。
でも、社員(正規職員)なので、
給料も多いし、ボーナスも出ます。
事務パートさんが職員になることも、
まあ、ないではないですが、
管理職にはなれません。
ウチは、そういう病院なんです。
未来のことは、もちろんわかりませんが、
過去30年以上、そうだったのです。
闘って、組織を中から変えていく?
それは、勇ましくて、
かっこいいし、
後輩の事務さんたちのロールモデルになれるかもしれない。
でも、成功したとして得られるのは、
事務職員の給料、です。
それも、当院の、
あんまり高額でない事務職員の給料、です。
給料じゃない、それ以上のやりがいがあるはず、でしょうか。
地方の、小さな個人病院の事務職で。
それとも、いつか誰かがシステムを変えてくれるのを待つ?
じっと、辛抱とがまんして。
コスパ、悪いよね?
つまり、言いたいことは、
能力に見合っていない職場、
システムと自分の望む待遇がかみ合ってないとき、
いつまでもそこに固執しなくて良いんじゃないかな、ということ。
半沢直樹の世界のように、
組織内で、政治的にのし上がることを楽しめるなら別ですけど、
石の上にも三年なんて、
ホントに頑張ったら、
おしりも痛くなっちゃいます。
石だと感じる時点で、
もう次を探そうか、考えてもイイと思うのです。
学生時代に出会った先生は、
とにかく頑張れ、とか、
まず頑張れ、とか、
言っていました。
自分がしんどくて、
自分に言い聞かせていたのかもしれませんね。
あ、前述の事務員さん、
ただいま転職活動中です。
事務は事務でも、
医療業界の、もうちょっと専門的な事務をやってみたいそうです(*^▽^*)