レンタルなんもしない人のドラマで、
こんなエピソードがあります。
レンタル何もしない人は、
あるとき、
メロンソーダマニアの人に会います。
喫茶店で注文する、
バニラアイスが乗った、
あのメロンソーダです。
そのマニアの人は、
メロンソーダが大好きだけど、
喫茶店で、ひとりでは頼めないひとで、
だから、
レンタル何もしないひとに付き合ってもらったのでした。
で、そのマニアのひとが言うのです。
メロンソーダの中の氷は、
縁の下の力持ちなんだ。
氷があるから、
アイスが沈まないんだ。
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これ、本当でした(@_@)
大人チャレンジのつもりが
で、先日、
メロンソーダ(フロート)をやってみたのです。
アイスは、
オトナの財力で、
ハーゲンダッツ(*^▽^*)
メロンソーダは見つからなくて、
ガラナソーダ。
氷は切らしていたので、
ナシ。
で、アイスを投入したところ、
噴火しました( ゚Д゚)
こうなるはずが・・・
こうです((+_+))
グラスを少しでも揺らしたり、
スプーンでアイスを触ろうものなら、
もう、
どんどん、どんどん
アイスはなくなっていきます。
で、
バニラアイス風味の炭酸水となったのでした。
いや、
濃いめのミルク風味の「なにか」って感じです。
あ~あ。
これは、バニラ水では?
村上春樹の紀行文、雨天炎天にこんな一文があります。
雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫) [ 村上 春樹 ]次なる目的地カラカル修道院までは1時間ほどの楽な道のりである。
(中略)
カラカルではコーヒーとバニラ水が出てくる。バニラ水というのは、グラスの水の中にごぼっとバニラの塊りを入れたものである。バニラが水に溶けて甘くなっている。まず水を飲み、それからスプーンでバニラをすくって食べる。これはもうとにかくべらぼうに甘い。僕にはとても手がでない。蜂が匂いを嗅ぎつけて飛んできて、グラスの縁にとまってぺろぺろと水を舐める。それくらい甘いのだ。(pp44)
1980年代後半、
村上春樹とカメラマン、編集者の3人で、
ギリシャ正教の聖地、アトス半島に訪れたときの話です。
修道院と、そこでの生活を見てみたいという
2泊3日の滞在でした。
(アクシデントにより、結果としては4泊5日)
修道院では、来訪者へ喫茶を提供する仕組みがあり、
通常は、
ウゾー(ギリシャのお酒)ルクミ(ゼリー菓子)、ギリシャコーヒーが出てくるのですが、
カラカルの修道院では、バニラ水が供されたのです。
こんな感じ、だったのかな。
実験は失敗でしたが、
期せず、村上春樹を思い出したりして、
ワルくない一日でした(*’▽’)