友人が家づくりを計画していまして、
先日、真剣な顔で質問されました。
ローコスト住宅で、後悔しなかった?
私の自宅は、藤城建設の「ゆきだるまのお家」です。
ローコストどころか、「超」ローコスト住宅なんです。
でもまあ確かに、これと言って後悔はありません。
こんなものかな、と淡々と暮らしているわけです。
空気みたいに、さらりと存在感を主張しない家なのです。
「ゆきだるまのお家」と藤城建設にもイマイチな部分はある
「ゆきだるまのお家」の良いところは、姉妹サイトにいろいろ書きました。
イマイチな部分をあえて考えてみると、まずはデザイン性ですね。
最近の流行りだと、「おうちカフェ」とか、「漢前デザイン」、「無垢材・ナチュラル」、「北欧風」そんな感じでしょうか。
私自身、そんなにこだわりはなくって、特に要望もありませんでした。
そしたら、ホントに
さらっと、ただの箱みたいな家になりました。
外観は倉庫風です。
賃貸アパートやマンションのような、よく言えば、シンプルなデザインです。
今思えば、もう少し、素敵デザインの提案をしてほしかった。
そんな気もします。
そういえば、先日、窓からすき間風が入ってきて、びっくりもしました。
さらに思い出していくと、
工事中の仮設トイレを実家の玄関横に設置されそうになったり、
カーテンレールを取り付けたら、エアコンは極小サイズしか取り付けられなかったり(エアコン設置予定の場所が狭くなった)。
もう解決してますが、笑い話のようなトラブルはそれなりにありました。
え~、それってすごい大変じゃん。
腹立ったりしないの?
友人が聞きます。
腹が立たないのは、なぜ?
うん、別に平気です。
その都度、何かの対処はしていますが、それだけ。
それ以上でも以下でもなく、感情を逆なでされることは、あんまりありません。
結局のところ、
値段に納得しているからなんだと思います。
つまり、もっとゴージャスで、機能的な家を建てる代わりに、
たくさんの借金を背負っていたら。
今のように、平らかな心ではいられなかったと思います。
あんなにお金をかけたのに!
借金したのに!
それなのに、こんな不備が出るなんて最悪!最低!
こんな感じだったかもです。
でも、「ゆきだるまのお家」は、超ローコスト住宅です。
ありがたいことに、住宅ローンを組まずに済みました(もちろん、親の支援もあります。感謝!)。
お金をかけてないことは、私が一番、よくわかっています。
だから、多少のことはびっくりしない。
値段の割に、なかなかしっかりした家だな~と感じるわけです。
借金もないから、生活に痛みも伴いません。
空気のように、さらりと家があるのです。
そのとき自分が工面できる費用で、納得して建てたから。
これが、ローコスト住宅で「後悔してない」理由だと思います。
ついでに。
あの値段で、この断熱性能を実現する工務店やハウスメーカー、藤城建設以外にはなかなかないように思います。
(ほぼ)断熱性能の良し悪しと値段で決めたようなものでしたが、私には正解でした。