こんにちは。
今は市中病院に勤めていますが、
その前の勤務先は、
訪問診療にも対応するクリニックでした。
訪問診療のパイオニアで、
医師の小澤 竹俊先生という方がいます。
人生の最後を迎える患者さんを理解するために、
どういう視点を持てばよいか、
というテーマの研修会を主宰されている先生でして、
私も何度か参加しました。
そのなかで、繰り返し思い出す言葉があります。
それは、
理想と現実にギャップがあるから、辛くなる
でした。
辛さは、理想と現実のギャップから生じる
たとえば、こうです。
歩いてトイレまで行きたい。
でも歩けなくなった。
オムツを交換を誰かにお願いしないと、
自分ではできなくなった。
排泄というプライバシーは守りたい。
でも、
物理的に、ひとりでトイレに行けず、辛い。
介助者からすると、
トイレに行けないんだから、
オムツにしてちょうだい、と言いたくなりがちです。
でも、患者さん本人には葛藤がある。
それを汲み取れるかどうかが重要なんですよ、と。
ホントはトイレに行きたいけど、
苦渋の決断でオムツにしたんですよね?
この声かけがあると、
患者さんの気持ちの楽さが全然違うというわけです。
患者さんでなくても
![](https://i0.wp.com/kurochya2bottan.com/wp-content/uploads/2020/07/photo-1572978841367-5312191301b3.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
仕事は正直いうとつまらない。
でも、生活に困るから、辞められない。
楽しい仕事に転職したいけど、
給料が大幅に下がる。
これ、今の私です。
やりがいのある仕事をして、
しかも生活レベルは下げたくない、
と思っていました。
だから、長時間労働だろうが何だろうが、
実績を積み上げて、
給料を上げていくしかないんだ、と。
今までは、です。
でも最近は、
理想と現実を近づける方法として、
生活はコンパクトにして、
給料は低めでもおもしろい職場にと考えが変わりました。
あ、おもしろくて、
残業のない、ですね。
一日の全部を仕事に使うのは、
もったいなくて、
やだな~と言うのが今の気持ちです。
理想:無理なく、おもしろい仕事で、給料を気にせず働ける
現実:今の生活を続けるために、楽しくないけど、今の職場を辞められない
理想の毎日ちょっとずつ近づけるように、
ぼちぼちとトライ&エラー中です。
目的があると、
生活の見直しってわくわくします(^O^)