ひとり暮らしで、犬を飼っていると、お留守番はどうしても長時間になります。
その間、飼い主の私にとって心配なことと言えば、
- トイレ
- いたずら
- 室温の管理
でした。
一匹ならまだしも、我が家は犬3匹の多頭飼いです。
性格も違うし、興味も微妙にバラバラです。
おとなしく寝ている時間もありますが、激しくじゃれあったり、運動会のように駆け回るときもあります。
飼い主としても、ちょっとした工夫が必要だったのです。
そこで今回は、小型犬で多頭飼いをするために、私がお留守番対策にやっていることを紹介します。
トイレの対策
トイレの場所を覚えさせる
我が家はリビングルームで放し飼いですが、トイレの場所はしっかり決めています。
部屋の隅をサークルで囲い、トイレトレーを設置。
そこで排泄するように、3匹をしつけました。
方法はシンプルです。
- トイレで排泄したら、おやつを一粒
- 明るい声で、華やかにほめる
これを毎回繰り返しました。
トイレの場所で排泄すれば、イイことがあると覚えさせるわけです。
トイレトレーは複数を設置
犬の性格によっては、自分専用のトイレにこだわると聞きます。
あるいは、まだ誰も排泄していない「きれいな場所」を選ぶ場合も。
ウチは、ぼたんにその傾向がありますね。
でもお留守番中は、排泄のたびにトイレシートを取り替えることができません。
そこで今は、ワイドサイズのトイレトレーを6枚使っています。
家具などへのいたずら
モノを置かない
特に子犬の頃は、家具の足やラグ、クッションなどに噛みついで、ボロボロにしたものです。
成犬になった今でも、飼い主の部屋着など、うっかり放置すると穴を開けられてしまいます。
「ダメ!」
そう声をかければ、くわえていたものを離しますが、お留守番中はそれは難しいです。
いたずらされて困るものは、床に放置しない
これが一番です。
なお、犬の鼻先が届く高さの棚も要注意。
簡単に引っ張り出されてしまいます。
誤飲を防止する
犬が家具などいたずらしたとき、心配なのは誤飲です。
彼らは、興味のあるものは
- まず口に含んで噛む
- そして、飲み込んでみる
そう決めているようです。
家具の破片は硬くて、消化管を傷つける恐れがあります。
ウチのクロは、おもちゃの破片を飲み込んで、吐血したことがあるのです。
また、観葉植物の葉っぱやチョコレートなど、犬にとって有毒なものもあります。
人間が食べても大丈夫だったとしても、中毒症状を起こす食べ物は、けっこうあります。
チョコレートだけでなく、歯みがき粉(人間用)や玉ねぎなども有名ですね。
人間用のサプリメントや飲み薬は、もってのほかです。
使ったものはすぐ片付けて、部屋をキレイにしておくことが、本当に大切です。
熱中症を予防する室温管理
犬は暑さ・寒さに案外弱い
犬も、熱中症になります。
生まれたときから室内で暮らす犬たちは、暑さ・寒さに弱いんだそうです。
犬種によって差はありますが、小型犬は特に注意が必要です。
内臓も体表面積も小さいですからね。
しかも、人間に比べて汗腺が非常に少なく、汗をほとんどかきません。
消化できる暑さは限られるのです。
また寒さにも注意が必要です。
ウチの場合は、茶々が特に弱い。
毛足が短いからでしょうか、すぐにおなかを壊します。
冷房・暖房は適切に
夏ならば26℃、冬ならば18℃を目安に室温を調整しています(北海道です)。
お留守番中のクーラーやストーブに使う光熱費は、必要経費と割り切っています。
またストーブについては、犬に触れないよう、ストーブ柵などを設置しましょう。
犬自身が加減できる工夫
夏のクーラーにしても、冬のストーブにしても、完璧な温度管理は難しいです。
多頭飼いの場合は、暑がり・寒がりの基準は犬それぞれですから。
なので、犬自身が調節できるような工夫もしています。
- 犬がくるまれるように、毛布を置く
- フローリングの床など、ひんやりスペースを作る
毛布は、かみついでもバラバラになりにくいもの、中綿のないものを選んでいます。
綿を大量に飲み込むと、腸に詰まる恐れがあるからです。
また、リビングの床全体にはタイルカーペットを敷いていますが(滑らないように)、地続きのキッチンの床はフローリングのまま。
多少気温が上がっても、ひんやりと冷たいのです。
寒がりの茶々は、毛布にくるまっていることが多いですが、暑がりのクロとぼたんは、フローリングでゴロゴロしているようです。
多頭飼いで、長めのお留守番も乗り切ろう
長時間のお留守番で、犬がさみしい思いをしないように
これが多頭飼いする理由のひとつです。
飼い主が「おひとりさま」でいるなら、お留守番の時間が長いのは避けられません。
- トイレの工夫
- 家具のいたずらと誤飲防止
- 室温の管理
こういった対策で、何とか平穏に過ごす毎日です。
もし、犬の多頭飼いにご興味があるなら、こちらもぜひ。
ウチのクロ・茶々・ぼたんの話です。