我が家では、真冬でも、雪が積もっていても、三匹の犬たちと散歩に出かけます。
ストレス解消に肥満防止、何より犬たちが楽しそうだからです。
でも冬のお散歩は、夏とは違います。
寒さもそうですが、それ以外にも犬を傷つけるとような危険もあります。
では、冬のお散歩で気をつけるポイントは、何があるでしょうか。
我が家での対策も合わせてご紹介します。
冬の散歩で気をつけること
冬は寒い
犬種によっては、体質・物理的に寒さに弱い犬もいます。
わかりやすいポイントだと、毛皮の状態。
毛足が短く、体格が透けて見えるような犬は、総じて寒さに弱いです。
熱い国が原産の犬種や、シングルコート(夏毛・冬毛の区別がない)の犬たちがそうですね。
また小型犬や、中型犬でも足の短い犬たちも注意が必要です。
なぜなら、地面の雪とおなかの距離が近いから。
雪の冷たさや固さが直接伝わるので、
- おなかが冷えて下痢をする
- 雪が直接当たり、赤く擦れる
実際に我が家でも、その通りになりました。
なお、高齢になった犬や、病み上がりで体力のない犬、赤ちゃん犬も、寒さには要注意です。
凍り付いたアスファルト
雪国でも、道路のアスファルトが露出していることは、けっこうあります。
融雪剤を使っていたり、ロードヒーティングで溶かした後ですね。
ちなみに、外気温がマイナスとなり、しかも雪が積もっていないアスファルトは、すごく冷えます。
たとえば、冷凍庫に入れて冷やしたステンレスのトレー。
キンキンに冷えていて、これを素手で触ったら、皮膚がくっつきますよね。
それです。
つまり、素手→犬の裸足の肉球です。
これがアスファルトに張り付き、剥がそうと足を動かすと、皮膚まで傷つく
こんなことが、まれにあるのです。
尖った氷でケガ
冬の道には、雪だけでなく、氷のかけらもたくさん落ちています。
これが危険なのです。
雪道はクッション性があるとは言え、氷はガラス片と同じようなものです。
大人にまで成長した犬ならば、肉球はガサガサと固くなっていますから、氷片を踏んでケガすることは少ないですが、子犬は要注意です。
まだプヨプヨと肉球は柔らかいですものね。
毛皮につく雪玉
真冬でも、気温が高めでぽかぽかと陽ざしが暖かい日があります。
雪の感触は、サラサラより、もったりと重い。
水分を含んだ、いわゆるベタ雪になります。
そんな日は、犬に雪玉がつくのです。
毛足の長い犬は、特に要注意です。
写真のように、人間のこぶし大まで大きな雪玉もできます。
雪玉は水分が多めで重さがあるので、巻き込まれた毛が引っ張られ、とても痛そうです。
また、雪が肌に直接触るので、冷えやすいし、傷つけることもあります。
散歩中からこまめにつぶしたり、帰宅したらぬるま湯で溶かすのが対処法です。
ただしかなり手間がかかるし、犬にとっても辛いでしょう。
我が家では、全身をすっぽり覆う防寒着で予防しています。
冬のお散歩を助ける便利グッズ
防寒着
サイズや材質、性能など、犬用の防寒着も様々な製品が売られています。
もし雪の降る地域で散歩をするなら、
- おなかまですっぽり覆われたデザイン
- 風を通さない材質
- 防水
これを満たす防寒着がおすすめです。
小型犬、寒さに弱い犬種、赤ちゃんや高齢犬にとっては、防寒着はおしゃれや飼い主のエゴではなく、身を守る必需品なのです。
犬の靴
犬用の靴が売られていることをご存知ですか?
肉球が張り付いてしまう冷たいアスファルトや、鋭い氷片から、犬の足を守ってくれます。
材質は、布製のものやポリエステル製のものが一般的です。
洋服を着せるよりも、慣れるのは時間がかかりそうですが、メリットも大きい便利グッズです。
我が家でも気になっていて、来年あたり試してみようと思っています。
冬の散歩も、工夫次第で安全に
雪や寒さも含めて、冬の散歩もなかなかおもしろいです。
犬の肥満防止のためにも、家には閉じこもらず、元気よく出かけていきたいものです。
ただし冬のお散歩には、注意が必要なポイントもあります。
たとえば、
- 寒さ
- 凍り付いたアスファルト
- 尖った氷片
- 犬の毛皮につく毛玉
こういったことに対しては、防寒着や犬の靴など、飼い主側で配慮してあげることが大切だと考えています。
もし、犬の多頭飼いにご興味があるなら、こちらもぜひ。
ウチのクロ・茶々・ぼたんの話です。