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【泣くという活動】すっきりしますね

あいまいな話
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こんにちは、しゅりです。

忙しくなったり、いやだな~と思うことが重なると、自分の感情が平坦になっていることを感じます。


スリガラス越しに見ている風景といいうか、フランス映画あたりのオムニバスを見ているようなというか。
多少のことがあっても、へぇ~とか、ふぅ~ん以外の感想が湧きません。

これ、自分としては、ちょっと危ないサインです。


過去の経験では、そんな時期に大きな決断をすると、それはだいたい失敗なのです。
最初の離婚も、悪くない条件なのに突然やめた仕事も、今思えばそんな時期でした。

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「感情労働」ってご存知ですか。

数年前から話題になっていましたね。
身体を動かす「肉体労働」、頭を働かせる「頭脳労働」、そして感情が商品となる「感情労働」。

「感情労働」の現場を生き延びる
左手で受話器を握りしめる。声は努めて落ち着いたトーンで。「今日ご連絡いただいた件ですが……」外資系IT企業でサポートエンジニアとして勤務する女性(35)は、ユーザーからの問い合わせに電話やメールで対…

(中略)感情労働に詳しい日本赤十字看護大学の武井麻子教授によると、感情労働とは「会社などから管理・指導され、自分の感情を加工することによって相手の感情に働きかける職務」。簡単に言えば、本来の感情を押し殺して業務を遂行することを求められる仕事だ。

日本人は感情労働の金銭的価値を蔑ろにしている、「スマイル、ゼロ円(某ハンバーガーショップのCM)」は本当はタダではないんだ・・・・・・なんて、論調がありましたっけ。

上記の記事にもありますが、代表的な「感情労働」職種として、客室乗務員や看護師、介護士、企業のお客様相談室の担当者などがよく挙がります。

私の職種も、看護業務ではありませんが、患者さんやご家族さんとの面談が職務の多くを占める毎日です。
もう典型的な、「感情労働」なんですね。

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ところである日、病棟に行ったところ、新人3年目の看護師が泣いていました。

先輩の看護師が、電子カルテに向かって作業しながら、声をかけています。
しばらく二人は話していましたが、ほどなくして、何事もなかったように泣き止んで業務に戻っていきます。

これ、当院では日常の風景です。

私見ですが、看護師というのは、(特に病棟や外来など集団になると)本当によく泣きますね。
情熱的というか、「感情的にウェット(上西議員の言い回しですが)」だなあと思います。

という話を、やっぱり病棟でしたのです。

そうしたら、年配の看護師に言われました。

「それ、わざとだから。あえて、泣いているんだよ(´∀`)」

「あなた、涙活って知らないの~?」

知ってましたけど、どちらかというと、映画を見て泣いたりと、涙活は個人でひっそりやるものというイメージでした。


だからこそ、涙活道場(サークルでしたか)がテレビで話題になったのだと。
まあ、それも何年も前でしたね。

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随分昔に知人から教わりましたが、涙にはストレス物質が溶けているそうですね。
だから、泣けるなら、どんどん涙は流しましょうね、と。

それを口にしたら、上述のおばちゃん看護師に、
「良いこと、言うじゃない!」とやっぱり泣かれました。

褒められた私も、何だか嬉しくなって、ちょっと涙が出たのでした。