こんにちは。
今まで、何度も転職して、
医療・介護で数か所の職場を経験しています。
そしてそれぞれの職場で、同じ業界の横のつながりがありまして、
他病院や事業所の内情を耳にすることがありました。
医療もそうですが、
特に介護業界は、統廃合がすごく多いです。
10年間ともなると、
残っている方が「すごいね」となります。
事業所が残っていても、
中のスタッフは、幹部もろとも別人だったりしますし。
それで、いつも思い出すのはこの話です。
組織が生き残っていくには、
壊す人→作る人→維持する人が、
順番にバトンタッチしていく必要がある
ちきりんさんのブログで、何年か前に見かけました。
日本が次のステージに進めないワケ - Chikirinの日記
今の日本の状況ってこんな感じだよね〜ってのを書いてみた。 左上に青い“人のマーク”が3つあるでしょ。この人達が、日本が新しい創造のプロセスに入るのを邪魔している人達です。具体的にいえば、この 3名は、(1)“壊す”という行為自体に恐怖を覚え...
主旨は、こうです。
どんなに成功したビジネスモデルも、
いつかは時代遅れになります。
でも、成功体験があって、既得権益を持った人が組織の中心にいると、
新しいことにチャレンジできない。
組織を壊して、作り変えるような、
新陳代謝が必要ですよねって話です。
私のいる業界では、
実際に小さな法人が、あれよあれよという間に、
病院や介護施設といくつも開設したり、
他の法人を買収して、おしゃれな横文字の名前に変わったり。
確かに、潤っている雰囲気の法人は、
内部の新陳代謝はすごいです。
幹部が総入れ替え、とか。
さて、今の勤め先は、
開業40年前後の中規模病院です。
地元民である私も、
小さい頃から何度もお世話になりました。
創業者の先生たちは高齢です。
病院は、建物もやり方も、やっぱり古いかな。
これに対して、乗っ取ろうかなという一派があり、
一方で、既得権益を守りたい派もあり。
経営者は雲の上の人になる大病院とも、
院長の機嫌ひとつで全てが決まるクリニックとも、全然違います。
経営陣との距離感が絶妙で、
中規模病院の平社員で働くって、なかなかおもしろいです。
さて、どうなりますやら。