こんにちは、しゅりです。
お年寄りになればなるほど、病院に行く機会も増えますし、従って服用する薬も多くなります。
ネットで効能を調べて、必要性も理解する―なんて、まだまだ一般的ではありません。
しかも認知症も併発されている方も珍しくないので、処方された指示通りに服用することに対して、支援が必要なるのです。
お年寄りと、ケア担当者のお薬を巡っての悲喜こもごも(*゚▽゚*)
先日は、病院・介護関係者の打ち合わせ(の後の井戸端会議)で盛り上がりましたよ。
座って口から飲んじゃった「座薬」
食事の最中に頑張って服用してた「食間薬」
この辺はテッパンネタですね。
一応補足ですが、「座薬」はおしりから入れる薬で、「食間薬」は食事を終えて、次のごはんとの間に飲む薬です。
ケア担当者を震撼させるのは、「お友達に自分のお薬をあげちゃう」患者さん。
胃薬くらいならまだしも、血圧をコントロールする薬や、強い鎮痛剤、眠剤など、本当にシャレになりません。
「よく効くから、良かれと思って(´∀`*)」
「あの人には世話になったから(^_^)ニコニコ」
やめて~!!!
腎臓機能の低下した患者さんに処方されるアーガメイトゼリー。
カリウムを体外に排出させる作用があります(腎臓が衰えると出せなくなる)。
「セメントのような」と形容される食感で、決して美味しいものではないはずですが、これを知人にプレゼントした例があったそうです。
「これ(錠剤)と、あなたの赤い薬を交換しない?」
デイルームなどで、集団で食事をする施設では、こんな会話にも注意が必要です。
食事の前後(施設によります)、それぞれのお薬を配膳しますが、特に認知症の患者さんは、仲良しさん同士でとりかえっこの相談をしていることもあります。
普段はゆっくりした動作でも、そんなときはとても素早いんだそうで。
薬をため込む方もいます。
お年寄りのご自宅からは、時たま昭和時代の処方薬も発掘されます。
塗り薬なんて、分離しちゃったりして。
溜まり過ぎた処方薬は、薬局で処分してもらえますので、心当たりのある方はぜひ。
処方薬にも消費期限があるのです。
きちんと保存されていた薬なら、一包化されたものなら1年くらい、シートに入ったまま(専門的にはヒートと言います)なら2年くらいなんですって(by薬剤師)。
「よく効く薬だから」と抗生物質や心臓疾患系の薬をため込んでいる場合、久しぶりに服用すると、変質していて過剰に作用することもあるので要注意。
何だか、聞いているこっちがどきどきして、心臓に悪いエピソードです。
そして、ただ単に飲み忘れる方も実に多いです。
入院の時に残薬を持参して頂くのですが、段ボールで持ってきたなんてこともあります。
血圧や血糖値が高くて入院し、処方通りに服薬したら、今度は下がり過ぎてみんな慌てたなんて笑い話も。
(笑い事ではないですが)。
身近な方のお薬事情、大丈夫かな~なんてたまに気にしてみてくださいね(ぜひ!).。゚+.(・∀・)゚+.゚