こんにちは、しゅりです。
季節柄、立て続けにりんごを頂きました。
職場の同僚からはおみやげで、実家からはお歳暮のおすそ分けです。
実は父がアレルギーで、生のりんごが食べられません。
大人になって発症したもので、ももやいちご、トマトもダメになりました。
でも、加熱したりんごは大丈夫なので、コンポートにしましたよ(#^^#)
作り方は、書くほどもないほど簡単です
串切りに切ったりんごを小鍋に並べて入れたら、グラニュー糖を入れます。
数日で食べきるものですから、保存性はあまり気にしません。
なのでグラニュー糖は、さらさらさら~と軽く一周、回しかけます。
グラニュー糖だと、色がきれいになりますね。
でもはちみつで作るのも、味がこっくりして、それも好きです。
これにレモン(大体はポッカレモンで済ませちゃいます)を、ちょんちょんちょんと加えます。
これも量は適当ですが、多いと爽やかになります。
そして、シナモンをひとふりふたふり。
いえ、ぽんぽんぽんといっぱい入れます。
好きなんです、シナモン(#^^#)。
そのあとは落し蓋をして、弱火で煮ていれば、勝手に完成です。
しかも私は落し蓋を持っていないので、アルミホイルで代用しちゃいます。
これ、温めても、冷やしても、美味しいですよ。
歯ごたえを残すか、それともトロトロか。
こってり甘くするか、それともレモンで爽やかか、自分で調節できるのも楽しい。
ちなみに私は、これをヨーグルトに乗せて食べます。
これが冷蔵庫にあると思うと、ちょっと特別な気分になります(#^^#)
アップルパイもいいですね
高校時代、英国人とアメリカ人の教師に聞いた話です。
英国では甘く煮たリンゴを使ってアップルパイを作りますが、アメリカでは、生のリンゴをそのままパイ皿に並べるそうですね。
どちらもアップルパイ好きなお国柄ですが、でもだからこそ、自国のアップルパイが美味しいと譲らなかったような。
アメリカ人教師には、“As American as apple pie (アップルパイのようにアメリカ的)”という表現も教わりましたっけ。
ふるさとの味とか、おふくろの味とか、そんな郷愁のイメージなんでしょうね。
アップルパイとアメリカ人と言えば、「大きな森の小さな家」シリーズのローラ・インガルスを思い出します。
アメリカ西部開拓時代を舞台にした、ローラ自身の自伝的小説ですよね。
もう古典と言ってもいいほど、昔の話になってしまいましたし(第1次世界大戦の前の話です)、ネイティブ・アメリカンに関する描写や、新自由主義を強烈に支持する姿勢など、最近では功罪を指摘されています。
でも、作品には美味しそうなものがたくさん描かれていて、大好きな作家のひとりなのです。
そのローラの思い出のひとつ、「青いかぼちゃのパイ」。
厳しい環境の開墾地で、農作物が思うように育たず、食料に事欠くような状態の中で、料理上手なローラの母さんが作ってくれたものです。
かぼちゃが熟れる前に冬が迫っており、仕方なく青いままのかぼちゃをローラたちは収穫したのでした。
「かぼちゃを輪切りにして皮をむいてちょうだい。そのあいだに、母さんはパイの皮を作るからね。さあ、それでどんなものができるか、やってみましょうよ」
母さんは、パイの皮をパイ皿にのせて、その上に赤砂糖と香料をのせた。そしてその皮の上に薄く輪切りにした若いかぼちゃをおいた。そこへカップに半分ほどのビネガーを回しかけ、小さなバターのかけらをのせ、その上にパイの上皮をのせた。
上皮のはしを切り落としてから、「ほら、これでできたわ」と母さんは言った。
「長い冬」より抜粋
アメリカの伝統通り(?)、生の果肉(かぼちゃ)をそのまま使っています。
アメリカのパンプキンパイは、かぼちゃを形がなくなるまでペースト状に煮込んで作るのに、ね。
最初からアップルパイをイメージして、母さんは作ったのかもしれませんね。
そうそう、実際に作ってみた方がいらっしゃいます↓
いいな~、楽しそうです(#^^#)
実家では家庭菜園をしており、私はその隣に住んでいます。
来年、挑戦してみようかな、なんて考えています。
そんな風に少しずつ、単に趣味としてやってみたいことができるなんて、ワーカホリックだったころからは想像もつきませんでした。